スポーツ障害の一種【腰椎分離症】
2022年02月18日
こんにちは!
加古川市のひだまり鍼灸整骨院の片山です!
部活動など…、運動をしている学生の皆さん!
腰を反った際に腰が痛い症状に困っていませんか?
腰痛の中でも腰椎分離症についてになります。
腰痛には、原因が不明な腰痛もあれば
いわゆる腰痛のほかに原因が明らかな腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
腰椎分離症、腰椎すべり症、腰椎終板障害などがあります。
この中でも特に腰椎分離症は
スポーツを行なっている成長期に発生することが多く
活動性の高いこどもが腰痛を訴えたときは常に腰椎分離症の可能性を考えます。
胎児や新生児、生下時から歩行不能のひとには分離が認められません。
また年齢が増すにつれ分離の頻度が増加します。
腰痛を感じない患者様の腰椎レントゲン写真やCT検査で分離の発生が調べられており
男性で3~7%、女性で1~4%に認められています。
また運動しているこどもの分離の発生は
一般のこどもの約3倍のおよそ9%の発生であり
さらに運動選手では10~30%に発生しています
分離のほとんどは生まれつき発生しているのでなく
スポーツなどで腰椎に加わった過剰なストレスの繰り返しなど
後天的な原因で発生していると考えられます。
保存的治療で治癒すること、
骨癒合が得られないときには偽関節となり分離した状態となることから
腰椎に発生した疲労骨折が分離の本体と考えられます。
腰椎は上体と骨盤のつなぎ目にあたり、5個の椎骨が連なっています。
椎骨どうしは、前方が椎体と椎体の間にある椎間板により
後方は椎間関節によりつながっています。
分離が発生するのは腰椎の中でも後方の部分に
腰椎の屈伸、回旋が繰り返し加わることにより疲労骨折が発生します。
疲労骨折の骨癒合が得られず偽関節となり離れた状態が分離症で
腰椎分離はほとんどが第5腰椎(90%)に発生しています。
椎間関節と椎体との関連から腰椎では回旋が制限され
回旋動作により関節突起間部ストレスが加わりやすいこと
第5腰椎は上体と骨盤の境目にあたり上体の負荷が集中するためと考えられます。
運動時の腰の痛みが主な症状で
特に腰を反った時や捻った時に腰痛が増強するのが特徴です。
分離が発生し始めの初期は腰痛の程度も強く、また持続します。
分離部や分離椎体の棘突起を押すと痛みが増強します。
ときに神経根が圧迫され、坐骨神経に関わる様な症状をきたすこともあり
椎間板ヘルニアに類似した症状が見られることがあります。
分離の進行の度合いによって施術が異なってきます。
初期から進行期の分離はスポーツ活動を中止、
硬性コルセットを装着することによって症状改善を測ります。
症状の進行具合によっては約2~3ヶ月間、
部活動のみならず体育も含め全ての運動を中止することもあります。
初期の分離に対し適切な施術を行なったときに
90%に近い骨癒合が期待できるといわれています。
運動を禁止している間は、腰椎を安定させるための体操が大切です。
腰部・骨盤の筋を伸ばすストレッチとトレーニングの2つからなります。
ストレッチする筋は腰、太ももの前と後ろ
強化する筋は腹筋、お尻の筋肉です。
特に太ももの前の筋肉のストレッチが大切です。
運動を止めると1ヶ月ほどでほとんどの腰痛は消失します。
骨折が治らず、骨折部が離れたまま偽関節となったとき、
あるいはすでに偽関節の終末期の腰痛に対しては
体操とコルセットで痛みが改善次第、運動の再開が可能です。
ただ分離が存在することで、
腰椎が不安定となり腰痛が再発することがあしばらくる為少しの間
軟性コルセットを着用し、さらにストレッチを継続することが大切です。
腰椎分離を予防の為、
特に小学生のスポーツでは腰に負荷が集中する練習を行う際は、
練習前、練習後と準備運動やストレッチを行い、
全身をバランスよく使えるような工夫が必要です。
さらに単一のスポーツだけに取り組むのではなく、
複数の種目の練習を取り入れることも効果的です。
また、自宅にて腰椎の分離の進行を防ぐストレッチとしまして、
ドローインが有効的です。
やり方は簡単で、
仰向けになった状態で息を吐きながらおへそをへっこませることを意識させます。
このように、腹圧を使い予防することもできます。
加古川市のひだまり鍼灸整骨院では施術はもちろんですが、
1人1人の症状に合ったストレッチやトレーニングもお伝えしております。
痛みが大きくなる前に僕たちと一緒に改善、予防していきませんか?
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柔道整復師・鍼灸師 宮原洋平 監修